2019年に来日したローマ教皇フランシスコは滞在先の東京で次のように語っています。「わたしたち人類家族にとって、皆が同じようになるのではなく、調和と平和のうちに共存すべきだと学ぶことが、どれほど必要でしょうか。わたしたちは、工場での大量生産によって作られたのではないのです。だれもが、両親や家族の愛から生まれたのです。だからこそ、皆、違うのです。だれもが、分かち合うべき、自分の物語をもっているのです。」(『すべてのいのちを守るため――教皇フランシスコ訪日講話集』カトリック中央協議会、54ページ)
土崎カトリックこども園では、幼稚園の時代から長年にわたり、子どもたちが一人ひとりのいのちをいつくしまれる神の愛に触れることを通して、いのちの尊さと、ともに生きる人たちとの交わりの大切さを伝えてまいりました。ローマ教皇フランシスコの励ましと、全世界からのカトリック教会の祈りに支えられながら、土崎カトリックこども園・土崎カトリック学童クラブではこれからも、キリスト教的人間観に基づく教育・保育活動を行うことによって、子どもたち一人ひとりの人格形成の場を提供してまいります。
園長 新立 大輔(しんたて だいすけ)